ベトナム–>ラオス 長距離バス!(後編:ラオス国境~ルアンパバーン)

ラオス
平原に石壺がいっぱい

ハノイからルアンパバーンへの長距離バスについて 後編です。

さてさて、ラオスの入国を済ませ、再びバスに乗った我々は、残り12時間(予定)を眠って過ごし、着いたらビアラオをがぶ飲みしてやるのだ。と決めました。

バスは午前10時過ぎに出発して、また山道を走ります。

4時間ほど走ったところでお昼休憩、ラオスのSIMを買っていなかったので、そのときどこにいるのかわかりませんでしたが、そこそこ順調に来ているみたいです。

後で調べたら、ポーンサワンという町のようです。ここで実にアジアらしい昼食をいただきます。

アジアらしい昼食

昼食も食べ終わって、 友人たちとウミガメのスープでもやって暇をつぶしていたのですが、 いつになっても出発する気配がありません。というか、バスがありません! どこ行ったの?  運転手たちに英語は通じないのですが、また何時に出発か尋ねると、午後3時とのこと。 昼休憩2時間とは、ずいぶんのんびりしますな。

あと30分か。何しようか。トランプをバスのカバンに入れたままなのを後悔していると、このご飯屋の女将さんらしき人が我々に、Google翻訳でどこか見物に行かないか?と尋ねてきたのです。

直接やり取りしていたのは、友人なので詳しくはわかりませんが、どうも見晴らしのいい丘があるらしく、トゥクトゥクに乗って10分くらいだから、30分で帰ってこれるとのこと。 もう何もすることがない我々は話に乗ることにしました。 ・・・これを読んでいる手練れのみなさんは、ここでもう何かおかしいことに気づきましたね。

僕もそれなりに旅をしてきていますから、ここはしっかりと、 トゥクトゥクはいくらかかるのか、1台か一人あたりか、その丘の入場料はかかるのか。などなど聞いて、よし行ってみようと。  トゥクトゥクに乗り込むと、ベトナム人男女2人も乗って来て、合計6人での見物となりました。

同じバスでラオスに向かっていたこのベトナム人男性(Viet君)は、英語をしゃべる人で、なぜか僕に密着してきて話しかけてくるのです。まあなんというか、距離感近すぎ。。 でも、 日本人にいい印象を持っている人のようで、 英語と現地語両方わかる人ということもあって、とても心強く感じました。

ラオスのトゥクトゥク
見晴らしのいい丘

ついてみると、丘の上にあるカフェで、確かに見晴らしがよかったです。明らかに休憩中で、椅子がすべて机の上に置いてあったのが面白かったですね。

さーて、そろそろ戻らないと、バスが出発しちゃいますよ。 Viet君はご飯屋の女将さんと何やら話しております。  どうやらバスが故障していて修理中、5時出発になったそうです・・・

Viet君がこの先にあるジャール平原という所に行きたいのだ、どうする?と僕に尋ねてきました。ここでもしっかり、かかるお金を確認して、どうせ時間もあることだし、行くことになりました。もうこうなったら、楽しむしかないね!

行く前までは、全然知らなかったのですが、地球の歩き方にも載っていて、ラオス最大のミステリー謎の巨大石壺群、ラオスの中ではかなり有名な観光地?のようです。こんなことがなければ我々も行くことはなかったでしょう。 (しかも、ここは2019年7月に世界遺産登録されました!)

トゥクトゥクでジャール平原の前まで行って、入場料を払って、さあ見学。 これは、、、すごい、、来てよかった!

ジャール平原ビジターセンター
入場料15000キップ
平原に石壺がいっぱい
人間が入れるサイズの石壺がいっぱい
洞窟?
賽の河原っぽい。

一通り見物して、午後5時。Viet君に連絡が入りました。バス直ったって! よーしビエンチャン行こう。ということで、またトゥクトゥクに乗ってさっきのご飯屋に戻ります。

バス戻ってきてないやん。。。

ここで、さらに近くの市場を見物したり、USドルをラオスキップに両替したり、ラオスのSIMを買ったりして時間をつぶしました。いつの間にやら夕食も用意されてるし、、

ポーンサワンのマーケット

同じバスの人たちも、スマホの電池がなくなって、暇つぶしもできない苦痛の状態。。。そんな午後8時過ぎ。やっとバスが戻ってきた!

みんな一斉にトイレに行ったり、身支度をしたりして、バスに乗り込みます。 なのにバスの運転手たち、鍋を食い始めた!  バスに乗っているベトナム人、欧米人含めて、誰一人として、時間読めたら飯食っとけや!というようなことを言う人もいない、穏やかなメンツで助かりました。本当に。

そんなこんなで、結局出発は夜の9時過ぎとなりました。 そこからは、また飛ばす飛ばす。我々は昼間観光したおかげもあって、ぐっすりです。

次の日の朝4時から、また何回も停車して、ベトナム人や荷物をおろしていきます。4時半くらいになると、また停車して、運転手たちは荷物を全部おろしていました。かなり時間がかかっているので、もうひと眠りしていたのですが、全然出発しないのです。

朝6時頃でしょうか。友人の一人が、タバコを吸いに外に出ていきました。戻ってくると、着いた。とのことです。 運転手、着いたら教えてくれや。。。ビール飲んでる場合ちゃうで。

着いたら教えてほしいものです。。。

バスに乗るため、集合したのが、午後5時。バスの出発は午後7時、着いたのが翌々日の午前5時、そして着いたと教えてくれないので、なんとなく待たされて6時。なんとトータル37時間の超ロングドライブとなりました。

今回の長距離バスの情報をまとめると、

  • 日本人宿で申し込める(EZ Stay Hanoi)
  • 1人当たり50$
  • 所要時間は29時間37時間
  • ラオスの山道をぶっ飛ばすのでキケン!
  • 寝台バスだけど下の段はぎゅうぎゅうに詰め込まれる!
  • 2段ベッドの上の段はぎゅうぎゅうじゃない。けど、山道の横揺れで落ちそうになる!

よほどのつらい旅好きでなければ、飛行機を使うことをオススメします。

途中の観光でぼったくられるのを期待していた皆さん。今回のトラブルはバスが故障していて6時間足止めを食らった。でした。

ビアラオで乾杯!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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