私が赴任した2015年当時の必要書類と取得期間をまとめました。
他の国に赴任するときにはどのような手続きがあるのか分かりませんが、中国赴任では提出書類が多くめんどくさく感じました。
まず基本的なこととして、仕事で中国に赴任する場合に取得するビザ、許可証等は3つあります。
- Zビザ ー 就業の目的で入国するために必要なシングルビザ
- 居住許可証 - 長期的に居住する場合に必要な許可証 1年更新
- 就業許可証(本ビザ) - 就業するために必要な(または就業している事を証明する)許可証
取得の流れは以下の通りで、渡航前に2か月程度はかかってしまいます。
就業許可証、招聘状の取得(必要資料取得期間含めて)6週 -> Zビザ申請取得 1週 ->渡航 ->居住許可申請取得 3日 ->本ビザ(就業許可)申請取得 2週間
ややこしいのですが、渡航前の就業許可証と渡航後の就業許可証は別物です。
流れとしては、上の通りで渡航前に2か月程度はかかってしまいます。現在は、招聘状の申請の前に、日本政府に書類のチェックをしてもらう期間も追加されているようです。
※招聘状(読み方:しょうへいじょう): Invitation Letterともいいます。受け入れ先企業があり、呼び寄せてもよい人物であることを証明する書類
では、次に各ビザ取得に必要な書類をあげていきます。(役所に提出する申請書は省略しています)
まず、就労許可証と招聘状の取得のためには以下の書類をそろえて、現地の役所へ申請が必要です。
- パスポート顔写真面のコピー
- カラー顔写真12枚(縦4.5cm x 横3.5cm)
- 在職証明書
- 会社経歴書
- 最終学校卒業証明書 英文で1通
- 中国大使館指定健康診断書(=外国人体格検査表)
- 無犯罪証明書 - 各都道府県の警察本部鑑識課に申請して、取得します。
Zビザ取得には下記3点が必要です。こちらは日本にある中国大使館に申請します。
- パスポート原本
- 就労許可証
- 招聘状(Invitation Letter)
居住許可 パスポートに貼り付けられた状態で受け取ります。
- 現地で受けた健康診断の結果
- パスポート原本
就業許可証 パスポートサイズの手帳 or カード
- 居住許可が貼ってあるパスポート
だいぶややこしいですね。 しかも渡航直後は引っ越し荷物を税関に通すときにパスポート原本が必要になったりして、時期がかぶるんですよね。
また、2015年の10月から外国人の引っ越し荷物の免税ルールが変わって、居住許可証の有効期限が365日以上でない場合は、船便の荷物を免税しないようになったのでした。
居住許可証は、最長でも365日で、しかも入国からカウントされてしまうため、私の場合は初回申請時の有効期限が361日になっていました。
ちょうどルールの切り替わりの時期に赴任になったため、特別ルールが制定されるまで船便の荷物は税関で足止め。結局荷物が届いたのが翌年の1月でした。。
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