仕事やめました ~手続きについて~

さて、僕が仕事を辞めたことについては前回書いた通りです。

今回は、退職を決意してから実際に退職するまでの手順や手続きについて、実際に僕はこのようにやりました。という実例をまとめてみようと思います。

退職交渉(話の切り出し~退職日の決定まで)がかなり長くなっていますが、僕に似ているケースではこのくらいの時間がかかる可能性を考えておいたほうが良さそうです。  独身、開発系技術職、退職後から転職活動をする、というパターンの方には特に参考になるかと思います。

  • 退職半年前~4か月前  :退職の意思固め、交渉の準備
  • 退職4か月前      :直属の上司へ退職の切り出し
  • 退職3か月前~1か月半前 :直属の上司(課長)、部長、統括部長との面談
  • 退職1か月半前     :退職日決定、退職願の提出、退職手続き
  • 退職1か月前~退職日  :有休消化、転職活動

退職半年前~4か月前

まず、仕事を辞めると決意してから、直属の上司へ話を切り出すまでが一番心理的障壁が高かったです。 

この期間は、転職サイトや他の方のブログなどで、どのように切り出すのがいいのか、その後の手続きはどうするのか、などなどを調べていました。僕は開発プロジェクトに入っていて、直接の上司は課長でもあり、プロジェクトリーダーでもあり、とにかくいつも忙しくて、厳しい状況に置かれている人でした。 ですので、なかなかタイミングを見つけれず、たまにある賞与面談などでも業績評価以外の話をすることをためらわれて、話を切り出せずにいました。 それでも、 有給休暇をすべて取得する計画を実行するためには、4か月前までには話をしなければなりません。 カレンダーに「上司に言う」と書き込み、決めた日に話を切り出しました。  一度言ってしまえば、撤回はあり得ないことですので、あとは淡々と交渉をするのみでした。 ただし、今思えば、この時点で退職願を用意していくほうが、スムーズだったと思います。

その日伝えたのは、「1月末で退職することを決意しました。機械系の仕事をしたいです。量産する製品ではなくて、一点物の装置を作りたいです。」という内容でした。 上司には「お話があります」と前日に言っておいたので、上司も当然、退職の話だろうと推測していたと思います。僕の方は伝えるだけのつもりなので、15分ほどで話を終わらせるはずでした。しかしながら、上司の方は、退職したい理由や、いつから考えたのか、今のプロジェクトではつらい思いをさせたけど次は変えるからとか、会社の中で他の部署でもやりたい仕事はないのか、などなど話が続き、結局40分ほどかかったように思います。 それでも、この日以降はずいぶん気が楽になった記憶があります。 上司の方は逆に苦しくなったかもしれません。  面談の中では、有給休暇が20日ちょっとあるので、すべて使いたい旨は伝えました。

その話を切り出した日の翌日には、部長との面談がありました。内容は同じです。退職したい理由や、別の部署の仕事に興味がないか?など。 ここでは、他部署の仕事を検討はしてみます。とお伝えしておきました。  また、当然ながら面談の中では、有給休暇が20日ちょっとあるので、すべて使いたい旨は伝えました。

そして、さらに翌日には、部長のさらに上司である統括部長との面談がありました。ここでも基本的には同じような内容でしたが、それに加えて、他部署というのは技術部に限らず、企画や営業なんかも考えても構わないとのこと。 そして、部長や課長のマネジメントが悪いのか?といったことも聞かれました。僕の方では、「悪いとはおもっていませんが、セオリーとは違いますよね。」とお伝えしました。さらに突っ込んできましたので、一例だけ挙げて、課長がいやでやめるわけではありません。と言っておきました。 また、この時も他部署の仕事を検討はしてみます。と答えておきました。  この日も、当然ながら面談の中では、有給休暇が20日ちょっとあるので、すべて使いたい旨は伝えました。

退職2か月前

そこから1か月半ほどは、とにかくプロジェクトが忙しくて、スケジュールに追われる毎日でしたので、他部署の仕事など調べることもせずにおりました。 プロジェクトが一段落ついて、技術部員の手を離れる段階になったのが、退職2か月でした。

この時点から2週間ほどは、プロジェクトの残務をこなしながら、他部署の仕事内容を調べていました。 実際は会社に残るという選択肢はなく、「検討する」と約束したので、調べるだけは調べた。というところが正しいです。 他部署の部長などにもインタビューをしていたので、同じ拠点にいる部長クラスは、僕が退職することをこの段階で知ったようです。

退職1か月半前

もう一度、直属の上司と面談をして、「他部署の仕事も検討しましたが、退職の意思に変わりありません」と伝えました。  前の週までに、他の部署の仕事内容を調べて、希望の職種に近いことをやっている部署もあることが分かっていましたので、 以前伝えた内容に加えて、「やっていることが機械系ではありますが、僕のやりたいこととは少し違うんです。」という内容も盛り込みました。  もう、課長から引き留めの説得をすることはあきらめたのか、最終出社は今月末か?などととぼけたこときいてきました。 僕は当然ながら、「以前からお伝えしている通り、有給休暇が20日ちょっとあるので、4週目から休みます」と答えました。課長は大げさにあと1週間しかないじゃないか!とちょっと怒っているようにしていました。 そして、部長、統括部長とまた面談してくれ。という流れで面談は終了しました。

その時に、退職願のフォーマットは会社で指定されていますか?と尋ねたのですが、「退職日が決まってから人事から案内があるはずですよ。」との回答でした。 

その翌日は部長、さらにその翌日は統括部長との面談。この流れはどうしても変わらないものなのでしょうか?

統括部長との面談でも、退職の意思は変わりませんとお伝えし、ながながと引き留めはありましたが、ついに承諾してもらいました。 そして、やっと退職日の決定に進みます。

また、今月末が最終出社だね?というおとぼけをかましてきましたので、僕は「以前からお伝えしている通り、有給休暇が20日ちょっとあるので、4週目から休みます」と答えました。 1週間しかないじゃないか!手続きが間に合わないかもしれない。と言っていました。 そして、退職願を用意してほしいとのこと。 そしてなんと、会社指定のフォーマットはないということでした。 インターネットで探せばすぐに見つかるから、それを使って書いてきて。だそうです。

翌日、退職願提出。 これが退職6週間前

さらにその翌日、本社の人事部から案内があり、本社出張して手続きをしてほしいとのこと。翌日に出張日程を組みました。

本社出張して、保険や年金の説明を受け、いろんな書類にサインしました。このためだけに新幹線に乗って東京に行く必要があるのか? こういうことが無駄遣いなんでは?と思っています。

その週の金曜日、最終出社です。退職願を提出してからわずか4日の最終出社日。周りの人は急に知らされたので驚きを隠せないようでした。

退職1か月前~

正確には5週間前からです。有休消化、そして転職活動。

いろんなグループが送別会やら壮行会をやってくれるといって毎週飲み会でした。というのも僕の退職が、社内に公表されてから数日で最終出社だったことにより、計画できなかったのだそうです。別に無理にやらなくてもよいと思ったのですが、有給休暇中は社員なのでそのくらいは我慢して出席です。 これはこれで、グループごとに意見も違って、面白い話も聞けて良かったです。

旅に出たいが、就職決まらず。 そうこうしているうちに、コロナが流行っているのできびしい状態に。。

まとめ

転職サイトや、弁護士のサイトなんかで詳しいことは書いてありますので、基本的なことはそちらに譲るとして、僕が退職交渉をした経験で良かった悪かったと思うことをまとめてみました。

準備して良かったこと、うまくいったこと

  • 次のプロジェクトに組み込まれる前に退職交渉を始めたこと
  • 社内の他部署の仕事を調べたこと
  • 有給休暇をすべて使いたいと言い続けたこと
  • 退職によって、また違った見方をできるようになった

準備不足を感じたこと、うまくいかなかったこと

  • 退職願を用意した状態で、退職話の切り出しをすればよかった
  • 上司に話した後は、同僚などにも話したかった
  • 給料が出なくなるので、お金の心配が。

今回はかなり長くなってしまいましたが、参考になれば幸いです。 余談ですが、体調はばっちりになりました。健康は大事です。 最後までお読みいただきありがとうございました。

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