おすすめの本 ~これから中国関係の仕事をする方へ~

今回は、これから何らかの形で中国人とかかわることなる方へ向けて、中国の文化を知るうえで役に立ちそうな本を紹介します。 

  • 中国へ出向することになりそう
  • 中国への製品輸出、輸入を始める
  • 中国にある協力工場が思うように動いてくれない
  • 職場の後輩が中国出身
  • 中国人留学生と仲良くなりたい

などなど、他にもいろんな状況があるとは思いますが、日本人的な常識を持ったままだと自分に不利になることも多いので、参考にしていただきたいと思います。

1. すぐに役立つ 中国人とうまくつきあう実践テクニック (吉村章 著)

中国人とのつきあい方のマニュアル的な一冊です。 中国人と一緒に過ごすことになったり、ビジネスをしなければいけない。となった場合は。まずはこの本を読んでみることをお勧めします。 あいさつ、贈り物、お酒の席でのルールなど、中国と日本では大きく違っています。あいつらは行儀が悪くて、礼儀知らずだ!なんて怒る前にこちらの本を読んでみましょう。

 

2. すぐに使える中国人との実践交渉術 (吉村章 著)

1番目に紹介した本の中級編?といった印象の本です。 中国人はわがままで、自分の要求だけを通そうとするし、約束も守らないし、その上、、、などと思っている方にぜひ読んで欲しい一冊です。 彼らには彼らの常識があって、こちらにはこちらの常識があります。 双方がそれぞれの常識で交渉した場合、必ず中国人が有利な条件で決着します。 それは、なぜか? この本を読めばバッチリわかりますし、そのルールを理解して、交渉に挑めば今までよりも断然良い結果が得られるはずです。

 

3. 大地の子 (山崎豊子 著)

白い巨塔、華麗なる一族 などで有名な山崎豊子の 戦争孤児を題材にした作品。 中国の文化や中国人の考え方、行動などをよく現わしてあります。 もちろん、作品の舞台と現在とでは、全く時代が違うが、僕自身が中国に3年間住んでいたので、実感としてよく分かります。 小説が好きな方は、こちらを読むことでも中国人の行動をかなり理解できると思います。 

 

以上3冊が、中国の文化を知るために僕がおすすめする本です。

僕が中国赴任する前には、2番目の本を読みました。 そして赴任2年目頃だったと思いますが、同じ作者の1番目の本、そして3番目の大地の子を読みました。 他にも読んだものはあるのですが、読みやすくてすぐに役に立つ3冊だけを紹介しました。

他の記事でも紹介していますが、本当に日本の常識が通用しないことが多いので、しっかり勉強することが大事です。特に40代以上の方や、高校大学と優等生だった方などは、日本で評価される行動様式が身に着きすぎている可能性があります。 中国人と関わることになった理由が、仕事であっても、個人的な理由であっても、相手のことを良く知れば無駄な争いや、知らずに損することなどもかなり減らすことができると思います。

これらの本で、予備知識をつけて、さらに実際に関わることでさらに理解を深めていってもらえたら嬉しいです。

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